2006年10月〜2007年5月
この間の鴻巣山の 主作業は、台風の後片付けとなってしまいました。
折れて梢にかかっていた枝が枯れて落下してくるため、片付けても片 付けても新たな状況が生まれているといった月日でした。
その間も、主目的の間伐作業はすこしづつ続けられました。
作業の後はさっぱりと片付きそれなりの達成感があります。(写真左)

作業道具の虫干しも終わり、7月からは本格作業です。(写真右)
2006年10月15日(日) ドングリ日和 ※写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
15日は、うって変わって快晴に恵まれ、まさに「ドングリ日和」。ブルーシートの日除けが有難く感じるほどの好天、広場からの見晴らしも絶好(写真左)

1〜4歳のちびっ子4人も参加して、ドングリ拾いもメルヘンの世界(写真中)。
マテバシイのドングリ粉を使ったドングリ鍋は、現実的な食欲の世界(写真右)。

賑やかで、お腹一杯の活動日
となりました。
ドングリ日和
ドングリ拾い
特製なべ
2006年10月1日(日) 台風被害風倒木処理
10月は、第一と第三日曜の2回例会を持ちました。1日は雨模様で作業出来るか危ぶまれましたが、台風13号によってこれまでになく荒れてしまった作業地を片付ける為にメンバー多く集いました。

倒木には、途中からぼっきり折れて上半分が地面に突き刺さっている状態、写真(写真左)のように幹が裂けたままの状態など、様々ですが、これら危険が一杯の樹には近づかず、手を出さず、です。主に落下している折枝と、危険の少ない倒木を処理しました(写真中)。

午後は、長丘中総合学習の為に、ドングリの皮剥きです(写真右)。ひたすら、打ち込んでいる姿を御覧ください。

台風倒木
林内整備
ドングリの皮剥き
2006年9月3日(日)の活動
バリバリ森づくり
蚊も少なく涼しい風が吹き抜ける気持ちのよい天気。まさにバリバリ作業した一日でした。
作業目的は、ひき続き、はじまりの森西側を明るい落葉樹主体の混交林に誘導する事です。
参加者15名。二班に分かれて、はじまりの森西側エリアで作業を行いました。
Aチームの本命は、樹高20m弱になる株立ちのタブノキ、少し厄介な掛かり木になりましたがなんとか処理しました。(写真左)
Bチームは本命のスダジイに次回取りかかれるよう周辺木の準備間伐。
作業後の写真を御覧下さい林床に光が差し込み明るくなりました。(写真右)
少し厄介な掛かり木
作業後の林冠
2006年8月6日(日) バリバリ森づくり
この日はいよいよ本命のシロダモ高木の間伐。このシロダモ、高さは林冠まで届きます。15メートルほどでしょうか。
作業地一帯は、コナラやハゼノキを残しつつ常緑樹を間伐することで落葉樹林主体の明るい混交林へ誘導しようとしています。このシロダモを1本切ることで周囲に光が差し込むようになるでしょう。
唯一、倒せそうな方向は2本のコナラの間です。そこ以外は立ち木が混み合い絶対に掛かり木してしまいます。コナラの枝にも少し引っ掛かりそうでしたが、距離から考えて掛ったとしても枝先だろうと判断しました。
幹は傾いていて向かって左側のコナラの木の方向に重心があります。受け口の方向を右に傾
け、伐倒方向を定めます。ガイドロープもだいたい同じ方向に。
追い口を入れ、倒れそうになったらガイドロープで最後の一引き。
ミシミシミシ、、、バサーーーン!オー、パチパチ。少し離れた遊歩道では、散歩中のご家族からも拍手と歓声が!
結局、伐倒方向はうまくコントロールして思い通りの場所に行ったものの、シロダモの枝先はコナラに掛てしまいました。それも軽かったため、ロープでゆするなどしてうまくはずすことができました。切り株の年輪は65程度。立派なシロダモでした。
この日、切ったのはこれ1本のみ。お弁当をはさんで丸太をベンチ風に設置、いつもより早く切り上げました。
こうのす里山くらぶで作業できるのは、このくらいのサイズが限界かな?と思います。といっても大木ですが。ゆっくり丁寧に全員で確かめながら作業を進める文化を育てていきたいと思います。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
図解
ロープ誘引
2006年7月2日(日) バリバリ森づくり
今まで、鴻巣山は「尾根筋の乾燥して水気の全く無い山」という印象だったのですが、昨晩までの雨のおかげで、別の顔を見ることができました。
「トイレ広場」から登る遊歩道沿いには、木々の間をぬって流れるせせらぎができていました。水がとても冷たい!
「はじまりの森」の下にはなんと「池」もできていました。5年前からマテバシイタケのホダギ置き場にしているところのすぐ下です。普段、多少ジメジメはしていても全く水がたまっていない場所なのに、、、。沢ガニも発見して鴻巣山の印象がずいぶんと変わりました。
風が強い日も続きましたので、落枝、倒木が目立ちます。6、7メートルにもなる倒木が遊歩道に倒れかかっていたので、処理しておきました。やはり人が頻繁に入る場所周辺の枯木は伐採しておいた方がよさそうです。
午後の作業では、シロダモ、ネズミモチなど、35年生程度の亜高木を5本、「準備間伐」として伐採しました。材は遊歩道沿いの土留めになりました。次回が「本命の間伐」。かなりでっかいシロダモの高木を倒すことになります。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
池発見!!(はじまりの森の下の谷にて)
土留め作業中。
間伐材の幹を土留めに、太い枝を杭に利用。
2006年6月11日(日)
引続き新緑に囲まれての作業でしたが、5月と違ってやぶ蚊軍団の大歓迎を受け閉口しました。
けれど、思いのほか捗って、遊歩道沿いのシロダモを主に枯死木も含め8本を間伐できました。
作業前、作業後の光の当たり具合の違いがお判りでしょうか?

この日の作業内容につきましては、さらに詳しいレポートがあります。こちらをご覧下さい。
作業前
作業後
2006年5月14日(日)
初参加の方、親子参加と、とても賑やかな例会となりました。
バリバリ森づくり班と植生調査班に加え、急遽「こうのす幼稚園」も開園。林内に子供の声が響きました。
新緑が最も美しい時期に天気にも恵まれ、緑に染まりながらの作業は空気もすばらしく美味しく、すがすがしい疲れにひたりました。
写真は、解説を受けながら作業をすすめる植生調査班。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
2006年 4月16日(日)
今年度から、例会が年15回に増え4月は2日と16日でした。
2日はあいにくの雨でしたが、雨支度を整えて満開の山桜を鑑賞しながら昨年度の作業地を観察、枝葉で受けた雨が幹をつたって滝のように流れる有り様など、雨の中ならではの面白い発見をしながらの午前でした。午後は総会活発な意見交換となりました。
16日は、好天に恵まれ、一年に一度の道具点検を兼ねて虫干し。程よい風もあり、気持ちよい一日でした。
写真は、2日、雨の林内で見つけたハリギリの実生です。踏みつぶされずに育って欲しいものです。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
2006年 3月5日(日)
活動日は、天気にも恵まれ、久々に大人数の活動となりました。
午前中は、技術習得制度講習会に参加した人たちでのデモンストレーション・意見交換。午後の作業は、間伐を中心に、出た材を利用してヤードの補修、遊歩道沿いの土留め作成でした。立派な!出来上がりを御覧下さい。

写真をクリックすると拡大画像を見ることができます。
2005年 9月4日(日):台風14号の影響で雨となり、午後からの作業は中止となりました。
今回は中学生始め初参加の方が多い例会で、”はじまりの森”と”陽だまりの森”の二班に分かれての作業となりました。泰星中学からの3名は、ボランティアをするという課題のもとに参加する事になったものですが、ベテランの指導を受けて、鋸を引き、ロープを引っ張り、切り戻しを体験しました。自然相手のボランティア活動は、すぐに結果が見えてこないけれど、この先も、ずーッと先も、その後の山の様子に心をとどめて、足を運んで欲しいものです。 参加、ありがとう!!!
2005年 2月6日:今年度最後の作業「バリバリの陽だまり」vs「はじまりの階段工」
2チームに分かれて、作業の相談。「はじまりの森」は、下におりる階段工が腐ってきているので補修しました。コゲラがすぐ近くでドラミング。「陽だまりの森」は、なんというか、もう、バリバリ作業でした。マテバシイを35年生、28年生と間伐。もっと大きなマテバシイを古賀先生が枝下ろし。株立ちのマテバシイも数本、抜いたようです。作業終了後、集まってみんなで記念撮影。
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